体育科教育学分野
鈴木 聡(すずき さとし)
【専門】
体育科教育学
教育心理学、教師教育
【主な研究テーマ】
「体育科授業研究と教師の成⻑」
教師の⽣命線は授業づくりです。授業研究を通して、学⽣も教師も成⻑します。授業づくりや⼈が学ぶことに意味について、⼼理学や社会学を視点に研究しています。現在は、「児童・生徒が何を学んだらその領域の運動を学んだことになるのか」という問いを立て、学びにおける認識的な側面を追究しています。ゼミでは、学部⽣・院⽣がナナメの関係でつながりながら活動しています。学校現場における授業研究会への参加をはじめ、「ゆるスポーツDeCö」開発や放課後に⼩学校で⾏う「あそビバ!ラボ」のシステム構築や実践も⾏っています。
【主な担当授業】
「保健体育科教材研究」「事前事後指導A」
2年次に開講の「保健体育科教材研究」では、体育科で扱う教材の意味や価値、教材開発の⽅法を学び、教材開発の演習も⾏います。「事前事後指導A」では、教育実習に向けたワークショップや模擬授業演習を⾏い、実践とリフレクションを通して学びます。
【自己紹介】
人はなぜ学ぶのでしょうか。私は「多様なものの見方や考え方を身に付けていくこと」にその意味があると考えます。同じものを見ても人によって捉え方や感じ方は違いますし、一個人としても、視点を変えると違う解釈ができるものです。時間が流れると、前見たものが違って見えたりするのは、単に成長したということではなく、見方・考え方が多様になり、複雑になったからだと思います。大学では、たくさんの人に出会い、見聞し、考え、見方・考え方を身に付けていくような学びを追究して欲しいと思います。