体育学分野
鈴木 明哲（すずき あきさと）
【専⾨】
体育・スポーツ史
【主な研究テーマ】
「体育・スポーツに関する歴史的研究」
近・現代における体育・スポーツの歴史を、史料を発掘しながら実証し、検討、考察する研究をしています。地味ですが、体育･スポーツの存在基盤を考える重要な基礎的研究です。専門としている時代は1920年代から1940年代、戦前、戦中、戦後で、地域は日本やオーストリアです。特に2020年度からは科学研究費助成事業で「ナチス党員であった体育･スポーツ関係者の戦後－オーストリアの事例から－」というテーマで研究を進めています。主著は『大正自由教育における体育に関する歴史的研究』（風間書房 2007年）です。
【主な担当授業】
「体育史（A・B類）」「スポーツ史（E類）」
「体育史」では、教員を志望する⼈のために、学校の体育の授業について、その発生から現在に至る展開過程を概説的に講義します。「スポーツ史」では、スポーツの種（たね）となる運動の発生から、中世、近代、現代へと至るスポーツと人間の営みを、特に近代を中心として講義します。どちらの講義も最近は、体育・スポーツ指導者の暴力や暴言に関する歴史的内容にも力を入れて講義し、抑止への⼀助となるよう努めています。なお、研究室（ゼミ）所属希望の場合、どちらかの講義を受講済であることが必須です。
