ピアノ研究室


野田 清隆(のだ きよたか)
技術面ばかりでなく、一歩進んだ楽譜の読み方や音楽的な耳を養うことを主眼にしたレッスンをします。アンサンブルにも必要とされる拍感やフレージング、立体的な響きの感覚を見直すことからスタートし、調性音楽や無調音楽のスコアから読み取れる音楽的情報について一緒に考察します。自分の演奏だけでなく他者の演奏表現についても具体的で客観的な批判ができるような内容を目指します。 
 
第64回日本音楽コンクール第1位。ブラームスと20世紀作品を組み合わせた一連のリサイタルにより東京藝術大学で博士号。下野竜也、広上淳一、S.カンブルラン、A.ラザレフはじめ著名な指揮者のもと読売日本交響楽団、日本フィル、東京交響楽団、シティフィル、藝大フィル、札幌交響楽団、神奈川フィル、名古屋フィル、京都市交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、九州交響楽団でソリストを務めるほか、愛知室内オーケストラでは弾き振りも行なった。室内楽でも内外の名手からつねに共演を求められている。現代音楽の領域でも活動。多数のCD録音のほか、楽譜ではウィーン原典版『ブラームス:51の練習曲』の翻訳(音楽之友社)がある。2022年より田代俊文氏に指揮を師事している。 


業績