頭を強制的に下げさせる船
松江に行く際は、必ず乗りにいく堀川遊覧船。
今回も滞在中３回は乗りにいき、
「また乗りにいくのか」と言われたほど
リピーターと化していました。
遊覧船の面白さは、なんといっても
お堀の周りを船で回りながら、見る松江。
いつも見ている風景も、遊覧船に乗ると
またひと味違って見えます。
堀川から見る天守閣、
当時を思わせるような城下町は
天気が良いと、更に格別です。
冬には、船にこたつが出て、
雪景色を楽しむことが出来るこたつ舟に変身します。
あと、この堀川遊覧船は
本当の意味のアトラクションでもあるのです。
この遊覧船、
なんと、観光客に強制的に頭を下げさせます。
頭を下げる練習もします。
観光客に頭を下げさせるなんて…！
全国でも唯一のサービス業じゃないでしょうか。
頭を下げる理由は
低い橋の下を通るときに、
屋根を下げるので
頭を下げないと屋根にぶつかってしまうからです。
堀川遊覧船での
この、屋根の上げ下げもとても楽しく、
橋の下を通る瞬間の
「ぶつかるかもしれない・・・」
はらはら感はくせになります。
もちろん、船頭さんの
確かな腕前で、そんなことはないのですが。
お客さん同士で仲良くなったりするのも、このときです。
船頭さんとの
コミュニケーションも人情味が溢れており、
リクエストすれば、自分の出身地の歌なんかも
歌ってくれます。
観光客の人に、体験して欲しいと思う、
島根の観光地の一つです。
しかも、この遊覧船、チケットを買えば
その日限りで、どの乗船場で乗り降りしても大丈夫なんです。
松江のお城付近を観光する際に、
徒歩でもバスでもなく、
船を使うのも松江らしい観光の仕方かもしれませんね。
後日談ですが、今回、取材でお世話になった
近藤さんにお手紙を書いたら、
お返事が届き、
中には、お手紙と
シジミでつくられた
かわいらしい手作りキーホルダーが入っていました。
もう、本当に嬉しくて
改めて、松江人の人情を感じました。
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